郡山市でも市内は別として、郡部の少子高齢化による経済、文化、地域コミュニティ等の崩壊は現実的な問題である。湖南町の町内運動会も今年を最後として行われないことと決まったようである。このように地域コミュニティは少子高齢化により確実に崩壊しつつある。国が、県が、市がなんとかしてくれる。そんなに甘いものではない。私もそうであるが自分たちの息子、娘たちは湖南から離れ、少子化問題を論じても説得力がない。だったら残された者がどう湖南を進化させればいいか答えは見えないにしろ何かをやらねば確実に5年後にはコミュニティが成り立たなくなり、10年後には確実に崩壊する。集約農業のあり方、地域活性のあり方、コミュニティのあり方等を今の時代の先進的な技術や湖南の強みを最大限に生かし、新しい住民相互扶助「ゆい」の復活を基盤にコミュニティの再生をしていかなくてはならない。全ては住民の意識の問題である。他力本願ではもう何も起こらない。これからは自らが勝ち取る時代なのだと思う。戦後、荒廃した地域の復興を成し遂げた原動力は「人の集約的エネルギー」である。そこには素晴らしいリーダーがいた。リーダーシップを支える住民がいた。そのような関係を成り立たせたのや「無」、すなわち、自己中心ではなく全ての活動に対して見返りを求めず、本当になんとかしたいという気持ちが必要がある。明治の偉人に学びたい。変革、改革、進化には犠牲はつきものである。変わることへの勇気と
犠牲の向こうにはっきりとした未来を描けるかが重要なのである。